犬猫ペットショップの実際の仕事とは?パート経験者が語る現実

今回は、犬猫が好きで好きでたまらないので、そんな可愛い犬猫たちに触れながら、犬猫を販売している、ペットショップの仕事をしたいと思っている人へ、勤める前に注意・心構えしておいた方がいいことについて書いていきます。
ただ、自分はパート勤務者であったことと、あくまで自分がいたペットショップが「今回の記事のようだった」というわけで、「どこのペットショップもそう」というわけではないので、その点ご了承ください。

ペットショップの仕事は体力&精神力がタフでないと勤まらない

まず、結論からですが、ペットショップで仕事をする際は、ただ「ワンちゃん、ネコちゃんが好き!」という気持ちだけでは到底務まらず、強い覚悟と気力、体力がないと仕事を続けることが難しいということです。

その理由として、店舗にもよりますが、「基本的な接客スキル」が必要なこと以外に、店のノルマ(月間・週間売上金額)を達成するために、ご来店いただいたお客様に、自分のお店のペットたちをお買い上げいただくための、「営業スキル」や、「お客様の気持ちに沿った話ができるスキル」も必要になってくるからです。

そして、生体を扱っている以上、切っても切れないものが、「命の別れ」です。それから建物によっては「害獣や害虫に悩まされる」こと。

自分はどんなに汚れても、辛くてもいいから、心から犬猫たちに、よき家族が見つかるよう尽くしたい!という「お客様と犬猫たちに対する奉仕の精神」が強くある人にしか勧められる仕事ではないと正直実感しました。

ペットショップ勤務で実際必要なこと&辛かったこと

 

 

 

ここからは、個人的視点ではありますが、犬猫のペットショップに勤めていた自分が、実際働いてみて、現場で感じたことを書いていきますね。

1.こまやかな接客スキル

まず、ペットショップは、接客業に入るので、ご来店されたお客様で声をかけてきた方へ、店頭にいる犬や猫を紹介したり、お客様と世間話交えた話をしながら、お客様と犬猫たちの「新しい家族の縁をつなぐ」というような対話スキルが必要になります。

ただ、ほとんどはそう難しいことはなく、普通にお客様の話を伺い、どういう感じ(犬がいいのか、猫がいいのか、種類は…など)がご希望なのか、それをヒアリングしながら話をしていくことがほとんどです。なので、他のお店で1対1の接客業をされた方なら、そう難しく感じることはないでしょう。

それから、トリミング併設の店舗では、トリマーさん以外の人でも、お客様からのトリミング予約を承ることがあります。トリミングご利用のお客様は、毎度ご利用いただくようなお得意様の方もいるので、その場合、お客様とのやり取りにも配慮が必要となってきます。

例えば、普段ご利用いただいている〇〇様は、こんなメニューをご利用しているとか、こういった仕上がりをお望みする事が多いなど、頭の隅で覚えておいた方が、お客様を「いつも使ってるんだから、そんなことわかるでしょ?」と不愉快な思いをさせなくてすむでしょう。

ですので、お客様が何を求めているのか的確に察するスキルもあった方がよいと思いました。

2.レジでの金銭取り扱い

ペットショップでは、犬猫などの生体だけではなく、遊ぶおもちゃや色々な種類のフード、おやつ、トイレシーツなどなど、飼育に必要な様々な商品を売っています。

ですので、それらをお買い上げいただく際には、当然レジ打ちをしなくてはなりませんし、金銭のやりとりを正確に出来るスキルも求められますね。

ただこれは、ペットショップでなくても他のお店でレジをやったことがある人なら、それほど難しい事ではないでしょう。

支払い自体も、お店によりきりではありますが、クレジットカード、現金、電子マネーが主に使われる支払い手段ですので、それさえ覚えておけば、特に難しくは感じませんでした。

オープニング店でもない限り、スーパーのようにレジへ長蛇の列…なんてことはないので、不慣れなうちは、早さよりも正確さを優先が大事ですね。時には、数十万円のお会計を承ることもあるので、確実にレジをこなすことが大切です。

3.生体管理(ごはんとトイレチェック)

 

 

開店時前からの勤務ですと、まず店のバックヤードのそれぞれのケージ内にいる、犬猫たちに朝ご飯をあげるのが最初の仕事です。

朝は、店に着きバックヤードの電気をつける前に、足音で「誰か来た!」とわかるのか、バックヤードの扉を開けた瞬間に、数十匹のワンコとニャンコたちに、「お腹すいたぁーーーー!!」「ごっはーーん!」と朝ご飯催促の大きな鳴き声に出迎えられる光景が、毎度となっていました。

前日の夜の閉店時から、食事はほぼしていない為、出勤後、最優先でご飯をあげます。

月齢も生まれて半年たたない仔も多かったので、自店ではご飯は人肌程度の温度でふやかしたフードに、この時期必要な栄養素を含んだ粉末サプリ、粉末ミルクを一緒に手で混ぜてあげていました。

ふやかしたフードだけだと「美味しそうじゃない」と匂いで感じるのか、口につけず、粉末ミルクを多めに混ぜてあげると、ペロリと完食する姿は「手のかかる仔だねぇ(でも微笑ましい)^^;」と温かい目で見守りたくなります。昨日食べなかった仔が、今日はちゃんと食べれているなど、小さな命たちの日々の進歩を感じれる幸せな時間のひとつですね。

この時間は、バタバタ忙しい業務のなかでも、微笑ましい気持ちになる貴重な時間でした。

ごはんを食べた後は、売り場に出す前に、それぞれの仔のトイレチェックをします。

ケージの中のウンチの硬さや状態はどうなのか、食べたものをすぐ吐いたりしていないか、犬猫たちの目視での体の状態(目ヤニ、鼻水、おしり周りに便がついてないか)など小さな変化も見逃さないようにチェックです。

具合の悪そうな子はバックヤードで休ませて、問題ない仔は1頭づつ状況に応じてブラッシングをして、売り場のそれぞれの部屋に出していきました。

この時自分は、体調が優れず、裏で休む仔には、体調を目視で確認しながら優しくなでつつ「今は具合どう?早く良くなるといいね。今日はゆっくり休んでね」と声をかけ、

売り場に出る犬猫たちへは「これから仕事に行く」という感じで接していたので、頭や体を優しくなでながら、一頭一頭に「今日もキミは可愛いね~^^ 今日も一緒にお仕事がんばろうね^^」と声掛けをしていました。

4.資格取得と保険営業スキル

仕事に慣れてくると、毎日の犬猫の世話だけではなく、売り場に立って、お客様にこちらから積極的に話しかけることや、飼いたい仔が決まったお客様には、売買契約を結ぶための説明をするとともに、今のペットショップでは、たいがいどこも独自のペット保険があるので、ご購入の際にその説明&勧誘をしなくてはなりません。

勤務があらかた慣れてきたら、お客様に対してペット保険の説明&勧誘をするための資格「損害保険募集人」を取ることになります。

ペットショップは「ペット保険会社の代理店の立場」ですし、ペット保険の加入自体は、決まりとしてお客様へ「強制的に加入」させることはできません。

加入はあくまで「お客様の自由意思」によるものですが、上司からは保険の件数も、ペット保険会社に定期的に報告するため、「なるべく入ってもらえるような話の方向」にするよう言われることもありました。

中には、「とにかく『安く』飼いたいから、保険は断固として入りません」という方や、先住の犬がいる方で「以前も勧められて入ったんですが、何もなく数年過ぎて、保険入って損しました。だから今回は入りません。」という方もおり、強制はできないけれど、でもできれば、入っていただきたいという板挟みが、精神的に結構苦労しました。

ただ、個人的には、このペット保険は自分でも学んでみて「何のメリットもない無駄な支出」でなく、仔犬・仔猫の時期だからこそ必要なものであって、結果的に入って使わなかったとしても、逆に考えればそれだけ健康に育っている証拠だと思いますし、一概に「単なる高い邪魔な買い物」の見方を変えれた学びとしては残りましたね。

その良さを、お客様に納得のいくように説明するスキルは必要だなと改めて感じました。

5.店ごとの月の売り上げの達成(売上金額や販売頭数)

 

 

これは、主に社員の話になるかと思いますが、店舗によっては、パートやアルバイトでも販売ノルマがあります。

自分の勤めていた時の場合は、パートやアルバイトで一人当たり月2頭の販売目標でした。これも、達成できない月が続くと、ショップ本部の方針にもよりますが、最悪、バイトやパートから勤務時間や勤務日数を削られる恐れがあります。

一時期、売り上げが半年近く落ち込んできた時に、自分たちのところも、自分の休み希望日+シフトを組んだ上での休み以外に、さらに休んで欲しいと言われたり、いつもより勤務時間を1~2時間を減らされたりしたことがありました。

生活資金の為に、少しでも多く稼ぎたい、働きたい人にとって、これはキツい状況です。

働きたいのに、店の売り上げが少ない・経費がかかることを理由に、収入源を強制的に減らされるわけですから…。

ですので、自分含め一緒に働いていたパート・アルバイトさんたちは、一頭でも多くお客様に買っていただこうと一生懸命売り込みをしましたね。ノルマ達成の際の報酬(インセンティブ)もある時はありました。もちろんその時の店の売り上げによって、報酬の増減はあったようです。

自分の場合は、ペットショップに勤めておきながら、こう言うのもなんですが「一般の商品」のように、犬猫をお客様に「売り込む」という姿勢がどうにも賛同できなかったことと、自分の営業会話スキルが未熟だったため、本当に最低限しか達成できませんでしたが…。

かといって、自店の売り上げだけあげることばかりに傾倒すると、「説明と違うじゃないか!」「そんな話まで聞いていない」とお客様よりクレームが来るのも事実あったようです。(あまりにこじれた場合、生体の返品を強く迫られることも…しかし店側としては、生き物の為、当然、返品は承れません。)

結局、「生体」である以上、本当にその「店の売上」と「お客様の満足」両方を満たすのは簡単な事ではないと改めて感じましたし、たとえ仕事でも、店の「ビジネス」としての考え方と、自分の「仕事に対する考え方」があまりに離れすぎてしまうと、こういった場所では仕事を続けるのは難しいのかなとも思いました。

 

6.近隣店舗と掛け持ち勤務や異動も多い。(主に社員さん)

これは、自分と同じ職場の正社員さんを見ていて思ったことですが、同じ都道府県内の、離れた店舗と掛け持ちして勤務することが多かったようです。(人手が足りない店舗間は特にそうでした。午前中から昼過ぎまではA店、午後から閉店まではB店)

そんな社員さんのシフト表を見ていると、上記の勤務内容ゆえに1日10時間以上の長時間勤務や、7連勤~になりがちで、月の休みの設定が4日にも満たないなんてこともザラにありました。その割に、話を聞いた社員さんからは、

「給料は歩合制のところが多いから、売上が少ない月は、ひたすら働いた労力だけ無駄になったような気分になる…」

という嘆きの声も聞いていました。

ペットショップの社員になれば、裁量権もあるし、たいがい店長役を担うことが多いので、自分の作りたいように店を作れる半面、現場の有事の責任も最終的に自分にかかってきます。

ですので、この大変な職場で、生半可な気持ちでは勤めることのできない立場だ…すごいな社員さん…と思っていました。

 

7.売り場の犬猫たちのトイレや体調変化の見回り

 

 

売り場に出たら、お客様との接客をしながら、売り場にいる犬猫たちのトイレを見回ります。あと、来たばかりの仔たちなら、体調や、一緒に入っている仔がいれば、相性はどうなのか?などを注意して観察しながら見ていきます。

特にトイレは、すぐに片付けないと、小さい仔犬は自分の便を食べてしまう場合があるので、見つけたらソッコー片付けます。

売り場のトイレの見回りだけは、迅速に対応しないと、最悪、お客様が見つけて「トイレ早く片付けたほうがいいですよ」と言われますし…。

(お客様にご指摘受けることは、店側として一番避けなければいけないことですからね。)

人手が足りない時は、一人でレジのお会計対応→売り場の仔のトイレ片付けにバックヤード→呼び鈴でお客様に呼ばれレジ対応や接客の繰り返しで、それこそ馬車馬のように、ひたすら動き通しで働かねばならず、トイレもいけず、休憩もわずかで、仕事終わった時には「家に帰るのもイヤなくらい、ヘトヘトに疲れ切る」日も多くありました。

8.どんなに管理しているつもりでも、ある日突然「命の別れ」はやってくる

店頭に並ぶ犬猫たちは、基本、生後数か月のうちに、親から強制的に離されてしまうことが多いので、親からの免疫を十分にもらえないこともあります。ゆえに、昨日の閉店までは元気がよかったのに、今朝出勤してきたら、命の危機にさらされていることも稀に起きていました。
例えば、何らかの理由で閉店後の夜の間に脱水症状になっていたり、他店から異動の仔で、元々隠れ持病持ちだが症状は出ていない為、売り場裏で様子を見るつもりが、お店に入荷後ストレスで体調が悪化してしまうなど…。
そして、特に人手の少ない多忙な店舗にありがちの話ですが、そういった危険な状態の生体情報が、目の前の業務が忙しいなどの理由で共有されなかったり、詳しい対処法をちゃんと教えてもらうことがほとんどありませんでした。
その時に、知識のある社員などがいない(来れない)場合、対処法を電話で聞きながら、現場の慣れないバイトやパートだけで、手探りでの対処をしなくてはなりません。
その対処のタイミングや方法が手遅れでなく、適切なものであれば命の危機を脱することができますが、そうでない場合は「命の別れ」となってしまいます。
かといって、連絡もつかないし、教えてくれないからと、ネットで独自で調べた対処法をとると、仮にそれが正しいやり方だったとしても「教えてもいないことを勝手にした」と上から厳重な注意を受けたり、怒られたりする為、むやみには動けませんでした。

9.ネズミやダニ、ゴキブリに悩まされる

 

単独店舗やテナントで入っているペットショップの場合で、主に、元々の建屋が古い場合、たまにどこからかネズミが入り込み、閉店後の夜間に売り場の商品のペットフードなどをかじられ、少し中身を食べられてしまうことがあります。
しかもその場で糞尿もして逃げるため、片付け処理をお客様の目の届かないうちに済ませなくてはなりません。特に尿は片付け時、ニオイがかなりクサくてたまらなかったです。
マスクをしていても、よく鼻がもげそうになっていました(苦笑)
かじられた商品はもちろん全て廃棄です。中には5、6千円する商品をかじられ、入荷したばかりなのにすべて廃棄→店の赤字に計上しなくてはならないこともあったので、本当にこの害獣には頭を悩まされました。
それからバックヤード(店舗裏のエリア)は狭めの店舗が多いです。人手が足りない店が多いので、犬猫の管理だけで手一杯で、店舗のバックヤードの空調の掃除(エアコンフィルターなど)に手が回らないこともあります。
掃除が行き届かないままだと、天井に空調がついている店舗の場合、犬猫たちの体調管理の為、暖房冷房など空調を入れるたびに上からホコリっぽい空気が流れてくることも…。
自分の勤めていた店舗では、推測ですが、多分、そのホコリの中に、ダニなどが混ざっていた可能性もあり、時期になると、首元、足首、二の腕など赤いぽつぽつが沢山出来て、猛烈にかゆくなり悩まされる人もいました。
自分もその時期は、通常の長パンツ、ひざ下までの長いハイソックスで防備していましたが、咬まれたか刺されたようで、足首の上の方に、直径3cmの水泡が出来たことがあります。
仕事中も気になるほど、ヒリヒリ痛い&かゆくてたまらなかったです。この症状は、皮膚科から塗り薬をもらい治療しながら仕事していましたね。
そして同じく、茶や黒のアイツ「G」。
ネズミがかじって開けたフードのにおいに寄せられるのか、床に落ちたダニを食べに来るのかわかりませんが、ちょくちょく見かけてこちらも駆除していました。
そしてネズミ捕りも仕掛けてはいますが、罠を見抜いているのか中々かからない…。
たまに捕まった時には、まだ生きており、そのまま処分しなくてはならないことが、それはそれで胸が痛かったです。
ネズミだって精一杯生きようとしている…でも業務&衛生上、捕獲・駆除しか選択肢がない…。
…まぁ、商品をかじり散らかして、好き放題糞尿して逃げ去るヤツらに同情の余地はないのかもしれませんが。
さらに、折り畳み式の粘着系ネズミ捕りだったので、折りたたむ際に「チュウ!!」なんて泣かれた日にはもう、全身の毛がバリバリ逆立つほど何とも言えない恐怖と不快な気持ちになりました。

10.着ている服や髪にウンチ汚れや強いニオイが染みつく

勤務する店舗にもよりますが、自分がいた店舗では、制服は自前で用意する決まりでした。

そして、店頭で管理している頭数も、犬猫合わせて多い時には30頭近い時もあったので、色々な「みんなのニオイ」が当然するわけです。

それが、勤務中に服と髪に自然と染みこんでいきます。

あと、開店前は開店前に売り場に抱っこして連れていくときも、身体の大小こそあれ、まだまだみんな赤ちゃんに近い仔犬や仔猫たち。特に犬が仔によっては嬉しいのか興奮するのか、大暴れです。

売り場見回りの際に、ウンチをしてるのを発見したらすぐ片付けますが、その時ちょっとお腹が緩くなってると、両足ウンチだらけに。

売り場ケージをあけたときには、犬たちはスタッフが遊んでくれると思い、両足ウンチだらけで飛びついてくるので、制服の白いブラウスが、茶色や黄土色のペンキを沢山飛ばしたように鮮やかに彩られますw

その時に、はしゃぎ方によっては、服のみならず顔にウンチがつく日も(笑)

まぁ、それに関しては、その時は自分さえよければいくら服が汚れようとお構いなしですが、問題は店から出る時です。

自分の店舗の時には、職場に更衣室がなかったため、帰りは仕事をした服そのままで帰宅せざるをえません。さらに、電車を使って帰る日は、自分の服に着いた「強いケモノ臭」が気になり、夏でも汚れた服の上に羽織りものをして、見えないように、なるべく人の少ない車両を選び、周りの目を気にしつつ帰宅していたのを覚えています。

日によっては、かなり強烈な匂いになるので、帰宅後、犬猫好きな家族ですら「おかえり~…今日は一段とケモノ臭がするねぇ」と早々にシャワー&着替えをすすめられる日もありました。

ただ、こんな「ケモノ臭」をプンプンさせながら帰るのは肩身が狭いだけでなく、たまにラッキーなこともあります。

ある日、仕事が終わり店を出ていつもの帰り道を歩いていたら、向こうからコーギーをお散歩中の飼い主さんが歩いてきました。自分はそのコーギーとも飼い主さんとも面識はありません。

しかし、すれ違いざまに、急にコーギーが足を止め、自分の靴やズボンをクンクンし始めたのです。

「みんなのニオイ」に反応したのか理由はわかりませんが、飼い主さんが「コラ!…すみませんね;びっくりさせちゃって」というので、「大丈夫ですよ^^ワンちゃん好きなので^^」と答えたら、普段は散歩でこんな態度はしたことないとのこと。

自分が今しがたまで、ペットショップで仕事をしていたことを話したら、「あぁ、きっと他のワンちゃんのニオイがしたから気になったのね^^」と納得して頂け、連れているコーギーのことも少しお話が出来て、コーギーも好きな自分にとってはちょっとホッコリする出会いになりました。

まとめ

 

改めて、ペットショップで仕事をする際は、ただ「ワンちゃんネコちゃんなどの動物が好き!」という気持ちだけでは到底務まらず、強い覚悟と気力体力がないと仕事を続けることが難しい。ということが少しは伝わりましたでしょうか?
まとめますと、自分がペットショップ勤務で経験したこととして必要だと思ったこと、心にとめておいた方がいい事として、以下の9つの点があります。

1. 細やかな接客スキル。

2. レジでの金銭取り扱い。

3. 生体管理(ごはんとトイレチェック)。

4. 資格取得と少しの保険営業スキル。

5. 店ごとの月の売り上げの達成。

6.(社員の場合)他店と掛け持ち勤務や転勤も多い。

7. 売り場の犬猫たちのトイレや体調変化等の見回り。

8. ある日突然「命の別れ」がくる時がある。

9. ネズミやダニ、ゴキブリに悩まされる。

10.  着ている服や髪にウンチ汚れや強いニオイが染みつく。

以上を踏まえても、本当に心から、ワンちゃん&ネコちゃんが好きで好きでたまらない。
どうしても、ペットに尽くすような仕事がしたい人には、ペットショップ勤務は本当にやりがいがあると思いますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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